結婚式の参列マナー|ゲストとして大切にしたい心得

結婚式は新郎新婦にとって人生の大切な節目。招待されたゲストも「お祝いの気持ち」をきちんと形で表すことが求められます。ここでは、結婚式に参列するときに気を付けたいマナーをまとめました。


招待状への返信の仕方

結婚式の招待状をもらったら、出席の場合、早めに返信しましょう。
新郎新婦にとって、結婚式準備を進めやすいからです。

句読点・忌み言葉・重ね言葉に注意

○句読点
・・・「区切り(切れる)」を連想させる「、」「。」○忌み言葉
・・・「終わる」「別れる」「切れる」など縁起の悪い言葉○重ね言葉
・・・「時々」「久々」など、音が重なることで別れと再婚を連想させる言葉

これらの言葉は使わないよう、気を付けてメッセージを書きましょう。


ご祝儀の基本マナー

金額相場は関係性によって異なり、

  • 友人・同僚 … 3万円程度
  • 兄弟姉妹 … 5万円前後
  • 親族 … 5〜10万円程度

1.ご祝儀袋の選び方

  • 結婚式は「結び切り」の水引(一度結んだら解けない結び)を使います
  • 紅白や金銀の水引が定番。蝶結びは「何度でも結べる」意味になるのでNG

2.お札の入れ方

  • 人物の顔が表側・上にくるように入れる
  • 複数枚入れる場合は向きを揃える

3.中袋の書き方

  • 表面中央に金額(例:「金参萬円」)を旧字体で書くのが正式
  • 裏面に自分の住所と名前を書く

4.ご祝儀袋の表書き

  • 表面上段:「寿」「御結婚御祝」など
  • 中央下段:自分の名前(フルネーム)

5.包み方

  • 中袋を外袋に入れるときは、折り返しが下向きになるように(「幸せがこぼれない」という意味)

服装のマナー

結婚式は新郎新婦にとって大切な晴れ舞台。招待されたゲストも、華やかさと上品さを兼ね備えた装いでお祝いの気持ちを表すことが大切です。特に女性は服装の選択肢が多い分、マナーを意識する必要があります。

1.白は新婦のカラーなので避ける

結婚式の主役は花嫁です。白いドレスやワンピースは新婦と被ってしまうためNG。ベージュや淡いピンクなども光の加減で白っぽく見えることがあるので注意しましょう。

2.肩や胸元が開きすぎた服はNG

肩や胸元が大きく開いたドレス、ミニ丈のスカートはフォーマルな場には不向き。ノースリーブを着る場合はボレロやショールを羽織る。

3.黒のワンピースを着る場合は華やかな小物をプラス

黒のドレスは落ち着いた印象を与えますが、黒は弔事を連想させます。
パールのアクセサリーや明るい色のバッグ・靴を差し色にして華やかさをプラスしましょう。

4.小物類にも注意を

紙袋や大きなトートバックはNGです。バッグは小ぶりで上品なものを選びましょう。
靴はつま先が隠れるパンプスが基本です。

女性の結婚式参列マナーは「花嫁より目立たない」「上品で華やかに」が基本です。
色・デザイン・小物のバランスに気を配り、TPOに合ったスタイルで臨みましょう✨


式中・披露宴での立ち居振る舞い

  • 写真をSNSに投稿する場合は本人の許可を得る
  • 乾杯やスピーチのときは静かに聞く
  • 食事のマナーにも気を配り、飲みすぎには注意

挙式中は静かに見守るのが基本で、携帯電話は必ず電源オフまたはマナーモードに。


起立や着席のタイミングは周りに合わせると安心です。披露宴では和やかな雰囲気の中にも節度を持った行動が求められ、乾杯やスピーチの際は会話を控えて拍手を忘れずに、食事はナイフ・フォークを外側から使うなど基本的なテーブルマナーを意識し、アルコールは飲みすぎないよう注意が必要です。

スマホで撮影した写真をSNSに投稿する際は必ず新郎新婦に許可を取り、サプライズ演出や未公開のドレス写真を勝手に公開することは避けましょう。


5. 帰宅後のお礼

結婚式に参列したら、翌日〜数日以内にお礼の連絡を入れるのが丁寧です。
「素敵な結婚式に招いていただきありがとうございました」と一言添えるだけで、新郎新婦にとっても嬉しいものです。


まとめ

結婚式に招かれることは、とても光栄なこと。
服装やご祝儀など形式的なマナーを守ることはもちろん、「祝福の気持ちを伝える」ことが一番大切です。
大切な人たちの晴れ舞台が素晴らしいものになりますように🌸♡

タイトルとURLをコピーしました